


今回はかんちゃんと地元神戸の居酒屋さんを巡ってみたいと思います。
その前に、ちょっと神戸の酒と居酒屋の歴史を調べてみましょう。
神戸と言えば「灘の酒」が有名です。
神戸市東部から西宮市今津までの大阪湾沿岸地帯を「灘」と称し、
その歴史は古く14世紀室町時代から酒造りが始まったそうです。
もっとも繁栄したのは江戸時代のようで「灘五郷」が形成されます。

現在の灘五郷は

酒造りに適した上質の米(山田錦)と上質のミネラル水(宮水)
海が近く海上輸送に適した地形、等が酒造りを盛んにして行ったようです。
そしてそれらの酒蔵のアンテナショップ的役割を果たしたのが、
神戸の居酒屋のルーツとなる「宣伝酒場」だったようです。
蔵元から直に酒を仕入れ、宣伝や販売促進のために安く酒を飲ませる
立ち飲み屋のような居酒屋が神戸のあちこちに出来るようになりました。
神戸にはそういった古くからの庶民的な居酒屋がたくさんあるのです。
さてさて(o^∇^o)
最近、講釈の多いハレクラブログですが、さっそく行って見ましょう。
一軒目
店構えからして歴史を醸し出しています。先の本、太田和彦さんお勧め。
店内にも古いお酒のポスターやら、お酒の扁額がいろいろ。
ここでかんちゃんと待ち合わせ。ビンビールで乾杯し喉を潤します。
気さくなおばちゃんが接客してくれて、金盃の熱燗を飲み、あてを注文。
本日のおすすめの刺身を盛り合わせにしてもらい、頂きます。
金盃はとても口当たりが良く飲みやすく、するりと喉を通り抜けます。
壁に貼ってあった太田和彦さんの記事を見たり、古き良き居酒屋の
雰囲気を楽しみました。
さて、二軒目はかんちゃんリクエストの「藤原」に行って見ます。
三ノ宮の中心からはずれ、二ノ宮の商店街を抜けたひっそりとした
路地にありました。
暖簾をくぐってちょっと店内を覗いてみるも満席。人気店です(´ヘ`;)
ここは次回リベンジと言う事で次へ行って見ましょう。
藤原から真っ直ぐ海側へ下り、高架を越えちょっと東へ戻ります。
三軒目は以前美味しいうどんを食べた「すずめ」の前にある立ち飲みです。
こちらも店内はお客さんで一杯。金曜日の夜8時半です、賑やかです。
ちょうどお客さんが出た所にするっと入れていただきました。
レバーを焼いてもらって、春雨のサラダをあてに熱燗を頂きます。
コチラのお酒は菊正宗、灘の男酒です。きりっとした飲み口です。
お店の中は中央に調理場を挟んでカウンターがあり、
反対の壁際にもカウンター。お客さんが所狭しと飲んでいます。
メニューも豊富でいろいろある上に値段もお手頃。また来たいですね。
団体さんが入ってきた所でお勘定して次へ行きましょう。
四軒目は三ノ宮の駅に戻って東側高架下の「国冠」へ行きましょう。
お酒の名前がお店の名前になっていますから、
やはり宣伝酒場だったのでしょうか?味のある居酒屋です。
コチラは以前、会社のおっちゃんに連れて行ってもらった事があります。
威勢のいいおばちゃんがお客さんにちょっと言って席を作ってくれます。
カウンターに座って熱燗をいただきます。やはり冬は熱燗が美味しい♪
今日はこの辺で時間一杯になりそうなので腰を落ち着けて飲みます。
暖かくなったらキャンプに行きましょう。バイク談義に花を咲かせます。
10時半のラストオーダーが過ぎ、11時閉店となりました。
〆にラーメンでも食べて帰りましょう。金山園でラーメンをすすります。
台湾料理のお店です。麺が独特で平べったいですね。
外も冷え込んできていい時間になりました。この辺でお開きです。
楽しい三ノ宮の居酒屋探訪でした。
神戸はまだまだ、元町や新開地、長田などなどたくさんありますからね。
これからぼちぼち巡ってみたいと思います(o^∇^o)ノ
金盃 森井本店
神戸市中央区北長狭通2-31-42
078-331-5071
17:00〜22:00(冬期17:30〜)
定休日 日曜・祝日、月1回土曜
ひがし田
神戸市中央区雲井通3-4-8
078-261-8457
16:00〜21:00
定休日 土・日・祝日
酒蔵国冠
神戸市中央区琴ノ緒町4-1-398
078-221-9803
〜11:00

ふらふらと三ノ宮を徘徊し、ラーメンまで食べて4700円でした。
タグ:グルメ